日本国内でサービスを絶賛提供中のユーネクスト。老舗のなかでも古い部類のサービスなので、私を含めたくさんの方が加入しています。
ユーネクストの見放題作品は数多く、朝から晩まで見ていても飽きないのが特徴。そんなときに効率的な動画視聴を行うため、早送り機能があったらいいなと思うのが現状です。
ということで今回は、ユーネクストの動画再生で倍速を活用する方法や仕様、その実態に迫ります。
ユーネクスト動画における倍速の仕様
倍速機能は、動画の再生スピードを通常よりも遅くしたり速くしたりするものです。ユーネクストでも同じく、再生速度を変える機能が倍速を意味します。
倍速再生に関しては、dアニメストアやdTV、プライムビデオからhuluまで様々な動画配信サービスで実装済み。
なかでもユーネクストは、機能実装から間を少し開けながら実装端末を増やすことで大抵のデバイスで使えるようにしているのが魅力でした。
特にスマホアプリの倍速機能が優秀。アプリ版では端末にダウンロードすることで通勤・通学途中などにオフライン再生できるわけですが、倍速機能にも対応しているため少ない時間でたくさんのコンテンツが見られます。
倍速機能はそれだけ通信量もかかるので、ダウンロードでも使えて外出中に視聴できるのはとても優秀です。
4種の速度を選択可能
ユーネクストが扱っている動画の倍速再生速度は、「0.6」「1.0」「1.4」「1.8」の4種類。「1.0」を動画の通常の速さとして、「0.6」の若干遅めのスピードから2倍未満まで選べる仕様です。
2倍にはできないのか?と思いますが、どうやらできない模様。ちなみに1.8倍速を最大にしている動画配信サービスは多いので、ユーネクストも一般的な倍速機能に即した速さが設定されています。
あらゆるデバイスで倍速対応
ユーネクストの倍速機能は、あらゆるデバイスに対応しているのが魅力。
AndroidやiOSを搭載している一般的なスマホ・タブレットや「iPhone」「iPad」はもちろんのこと、WindowsやmacOSを装備したパソコンまでユーネクストの倍速機能を使えます。
それだけでなく、「Fire TV」やOSの入ったテレビのアプリでも一部を除いて倍速機能を使えるのがポイント。
動画配信サービスのなかでも異例の対応デバイス数であり、ユーネクストは倍速機能の王者です。
端末別:ユーネクスト倍速による再生スピード変更方法
ユーネクストの倍速機能はどのデバイスでもあまり使い方が変わりませんが、一応紹介しておきます。
前提として、動画の再生ページを開いたところからです。
パソコンのブラウザで倍速・再生速度を変える方法
スマホ・タブレットのアプリ版で倍速・再生速度を変える方法
テレビで倍速・再生速度を変える方法
リモコンの十字キーを操作してみてください。やり方はテレビにより異なる可能性があります。
使ってわかったユーネクスト倍速機能の実態に迫る
ユーネクストに倍速機能があるのはわかったものの、そもそも実用性はどうなのか?と思う方は多いはず。そこで今回は、映画・ドラマなどの動画を普段から倍速で見ている筆者がスピードごとの実態に迫ります。
0.6倍速はだいぶ遅い!洋画や語学学習向き
筆者はあまり使わないためそこまで詳しく知らないものの、0.6倍速はかなり遅いと感じます。洋画なら遅くてキャストによっては聞き取りやすくなりますが、邦画だとセリフがのんびりしていて「もっと早くして!」という状態。
実用面で見たら、スロー再生は語学学習向き。あとは文字おこしをする際に役立つものの、動画配信サービスからわざわざ文字おこしするかといえばなんとも言えません。
ユーネクストには英語字幕&吹替なしでの視聴はできないため語学学習しにくいですが、英語のリスニングの勉強中だという方は使ってみるのもよいはずです。
1.0倍速はもどかしい!もっと早く見たい
1.0倍速は、通常と何も変わらない速さ。基本的には皆さん慣れている速さですが、倍速を多用し始めると遅さを感じ始めます。
筆者も倍速を多様することから、通常速度はちょっともどかしくなるのが難点。特に映画館で通常の速さで見ていると、あまり面白くない映画では「倍速で見たい〜」という気持ちになります。
いっぽう面白い映画は通常の速さでも終わらないでほしい気分になるので、ちょうどよいと思います。
1.4倍速は物足りない!心地よさのある速度
「面白いけど時間があんまりない」といったときにおすすめなのが1.4倍速。筆者の場合は約20分のアニメを消化する際に、本命ではないけど面白いと感じた作品に対して採用している速度です。
しかしながら映画でこの速さを採用しても、ちょっと物足りなさを感じるのが特徴。90分映画が60分に短縮される程度なので、そこまででもありません。
セリフに関しては、1.4倍速なら全然余裕で聞き取れるため心地よさが感じられます。見放題作品などをのんびりかつちょっと早く消化していきたいという場合には使ってみてください。
1.8倍速は少し早い!セリフによっては聞き逃しあり
1.8は、遂に倍速感を感じられる速さです。セリフの聞き取り自体は可能ではあるものの、内容次第では何を言っているのかわからないときもあります。
1.4までは片手間程度でも聞き取り可能でしたが、1.8では意識を動画に向けていないと内容が頭に入ってきません。ここまで来ると、できればネットフリックスのように字幕も一緒に流してほしいと感じるはずです。
ちなみに字幕ありの場合、聞き取りがヌルくなるという事実。シリーズ系の映画を一挙見しておさらいしたい方のほか、アニメを猛スピードで消化したいときなんかは便利に使えます。
ユーネクストにはないけど、それ以上は?
ユーネクストには1.8倍速までしかありませんが、それ以上の倍速も存在。
筆者がこれまでにやってきたなかで一番早くしていたのは5倍速ですが、実際のところどうでしょうか。
結論からいうと、2倍速はまぁ大丈夫、3倍速は字幕がないときつい、4倍速は字幕があっても困難、5倍速はストリーミングが追いつかなくてエラーが出ることもある、といった感じでした。
ちなみに3倍速は、ドラマなど話が長い作品で採用する速さです。4倍速などは、話数があまりにも多すぎるアニメを一気見する際に使いました。
このとき使ったのは、字幕が一緒に見られるネットフリックスと呼ばれる動画配信サービス。ここまで経験して得た教訓は、内容を理解しながら見られる倍速の限界はだいたい3倍速まで、ということです。
4倍速でも一応理解はできますが、場面の1つ1つが一瞬すぎてかなり内容を取りこぼします。
番外編:ユーネクストの倍速機能以外でも再生速度は変えられる!?
ユーネクストの倍速機能がなくても、再生速度の変更は可能。
ただし、パソコン版のグーグルクロ厶を起動できる環境が必要です。具体的には、WindowsやMacのOSを搭載したデスクトップパソコンやノートパソコンなど。
スマホやタブレットはAndroidやiOSのほか、モバイル向けに開発されたOSが採用されていることが多いためほぼ不可能です。
このとき用いられるのは、グーグルクロムに追加できるアドオンと呼ばれるもの。有志が制作した無償・有償のアドオンがたくさんあり、そのなかでも「Video Speed Controller」というアドオンを使えばどんな動画でも倍速機能が使えます。
Video Speed Controllerとは?
このアドオンは、名前のようにHTML5でできた動画の再生速度を変更できるもの。最大16倍まで倍速再生でき、0.1刻みで変えられるため大変優秀です。
ユーネクストの標準機能だけでは物取りなく感じる方は、クロムを使ってこのアドオンを使ってみてはと思います。ちなみに筆者は、出た当初からアドオンを愛用中。
グーグルクロムだけでなく、クロムのアドオンが使えるブラウザならどれでも利用可能です。
例:ヴィヴァルディ、オペラ、マイクロソフトエッジ最新版
ユーネクスト倍速再生よくある疑問をまとめと解決
倍速視聴ができません
対応していない可能性があります。
ユーネクストの動画倍速はあらゆるデバイスで使うことが可能。しかしながら、テレビで視聴する場合には対応していない機種が一部存在する模様です。対応していないならユーネクスト側のアップデートを待つ必要があるので、諦めてください。
いっぽうスマホやタブレットで倍速機能が使えないのは、アプリのバージョンが古いというのが考えられます。アプリ版で視聴する場合、更新が来ていないか確認、あればアップデートをお願いします。
ほかの動画配信サービスで倍速機能はありますか?
あります。
ユーネクストの動画倍速機能だけでなく、同種のサービスでも同じような機能は実装されています。ただし、すべての動画配信サービスというわけではありません。
本記事では別項で倍速機能のあるユーネクスト以外の動画配信サービスも紹介しているので、ぜひご覧ください。
もっと速く動画見られませんか?
ユーネクストのサービスのみでは不可能です。
ユーネクストの現状の倍速機能は、最大1.8倍まで速度を上げることが可能。いっぽうそれ以上の速度は実装されていないため、不可能です。
ただ、別項でも紹介しているユーネクスト以外のサービスを用いれば1.8倍以上の速度も使用可能。
スマホやタブレットではできないものの、パソコンで動画視聴するという方はブラウザのアドオン機能をお試しください。
PS4を含むゲーム機で倍速機能は使えますか?
使ってみてください。
ユーネクストはPS4のアプリ版も配信中。PS4経由でも登録できるほか、すでにアカウントがあるならログイン可能です。
PS4で倍速機能が使えるかどうかは、実際にPS4で動画を再生してみればOK。動画再生中に表示される「画質」や「字幕・吹替」などの設定項目のなかに倍速に関する記述があれば、利用できます。
そのほかのゲーム機でも同様です。
ユーネクスト以外で倍速機能がある動画配信サービスを紹介
dtvなどで使えます。